「赤ちゃん連れの飛行機はハードルが高い」そう思っていませんか?
今回は0歳11ヶ月のベビーを連れて、羽田空港から福岡空港まで約2時間のフライト。スカイマークのフォワードシートに実際に乗ったリアルな体験をまとめてみました。
- 0歳児とはじめての飛行機はどうだった?
- 赤ちゃん連れはスカイマークはどの座席がおすすめ?
- フォワードシートは1,000円を支払う価値ある?
- 子どものおもちゃやお菓子はもらえる?機内サービスはどうだった?

約2時間のフライトが1,000円追加するだけでここまで快適になるのか!と驚き連続!
初フライトの不安をワクワクへ変えたいパパ・ママ必見です!
赤ちゃん連れの座席はどこがベスト?フォワードシートとは?


格安航空LCCよりも座席の広くてサービスも十分な「スカイマーク」が好き!大手だと3万円前後のところ、ミドルクラスのスカイマークだとひとり2万円以下で搭乗ができました。0歳、1歳、2歳は大人の膝の上に座わり座席が必要ないため、大人一人につき1名まで無料で搭乗することができます。とくに最前列のフォワードシートがおすすめです!



よく関西まで新幹線に乗るのですが、飛行機も同じような価格で東京から九州まで行けちゃうなんて、お得ですね。
スカイマークのフォワードシート(最前列)がコスパが良すぎ!
赤ちゃん連れなら有料1000円払ってでもコスパが良すぎてフォワードシートはおすすめです!
フォワードシートとは、スカイマークの機内の最前列に位置する座席のこと。通常の座席よりも足元が広く、優先搭乗の対象にもなります。チケット購入後、スカイマークで直接予約が必要ですが、空きがあれば追加料金1,000円で3つの特典付きで最前列のシートに座ることができます。
- 優先搭乗(赤ちゃん連れはもともと優先)
- 1名につき1個お菓子が無料でもらえる!
- 預かり荷物の優先返却がある
フォワードシートは前の座席がないので手荷物を置くことができず、基本的にはヘッドキャビンに収納しなければいけません。
シートベルトのサインが消えるまでは荷物を膝の上に乗せることもできませんが、ストローマグやおもちゃなど小さなものはそのまま持たせてもらえました!
客室乗務員さんの待機場所も目の前にあるのでなにかあればすぐ対応してもらうこともできるので安心です。ミルクの哺乳瓶を取るためカバンをとってもらい、お湯を入れていただきました!



のちほどじっくり紹介しますが、特典の無料のお菓子が最高でした!「空で味わう就航地」のコンセプトで、ご当地の銘菓を3つ選べてどれも美味しかったです!
フォワードシートの予約方法、空き状況の確認
- 有料で1座席につき追加料金1,000円
- チェックインカウンターで事前予約が必要(当日も空いていれば予約可能!)
- チャットか全国のカウンターで事前予約も可能
追加料金は片道あたり1,000円。ネットの座席指定ではフォワードシートの選択はできません。全国の空港あるスカイマーク空港カウンター、もしくは直接予約センターの電話かSKYMARKチャットサポートで予約をとります。



航空券購入後、事前に別の席を座席指定していたので、当日、空港のスカイマークでチェックインをする際にフォワードシートに座席変更をしました!そのまま帰りの便の座席も、フォワードシートが空いていたので変更をすることができました!
帰りの福岡空港のチェックインカウンターでは、当日のスカイマークの便ごとのフォワードシートの予約状況も壁に貼ってあり満席でした。
赤ちゃん連れにおすすめの飛行機の座席は?
スカイマークのフォワードシートは左から1A、1B、1C、2F、2G、2Hの最前列の6席です。右側の席の方が少し広いです。また非常口列も足元が少し広いですが幼児NGなので、フォワードシートがおすすめです。
最前列以外だと座席選択でのおすすめの席は、前方か後方。理由は、客室乗務員さんの待機場所とトイレが近いこと。前方はすぐに降機できますし、後方には授乳カーテン席もありあまり急いでいない人が多くファミリー層が多い印象です。
通路側か窓側かは、つかまり立ちしたい赤ちゃんなら窓側のほうが手を伸ばしちゃう心配がありません。ねんね期の赤ちゃんなら通路側のほうがぐずった時にすぐに連れて行くことができます。
最前列フォワードシートならお外の景色も見れる窓側がベストかなとおもいます。足元が広く手荷物を置くのも禁止なので窓席の席でも出入りしやすいです。



うちは窓・ママのお膝に赤ちゃん・パパの並びでガードをしてもらっていました。0歳児、窓の外をみてもあまり反応はありませんでしたが、なんでも手を伸ばしちゃうので窓につかまり立ちできるのがいい!
赤ちゃんとはじめての飛行機!リアル体験と学び
赤ちゃんとはじめての飛行機。乗ったのはスカイマークの羽田12:35発〜福岡14:30着の約2時間の昼便です。朝便とも迷いましたが、はじめての飛行機旅なのでゆとりを持って行くことにしました。
- 空港に着いたらすぐチェックイン!フォワードシート席に座席変更!
- 保安検査場では離乳食バサミは出しておく
- ベビーカー貸出が荷物も置けてめっちゃラク
- ラウンジは居づらい。赤ちゃんはキッズスペースがおすすめ。
- いよいよ優先搭乗!赤ちゃん連れに優しいスカイマーク
- 機内サービス:子供向けおもちゃ、ミルクのお湯をもらった!
- フォワードシートの特典で無料のお菓子がめっちゃいい!
- お水を飲んで耳抜き!ストローマグはお水飛び出し注意!
赤ちゃん連れのはじめての飛行機での学んだこと8個をリアル体験と共に詳しく紹介していきます。
空港に着いたらすぐチェックイン!フォワードシート席に座席変更!
10時過ぎに羽田空港に到着して先にチェックインを済ませます。赤ちゃん連れだと優先レーンでチェックインをおこなうこともできます。カウンターでフォワードシートが空いているか確認して、座席を変更します。すでにネットで座席指定していましたが、そのときはフォワードシートは選択できません。



搭乗券もそのときに発券してもらい、また帰りの飛行機のフォワードシートも予約することができました!
身の回り品とサイズ内の荷物で合計2つまで機内持ち込み可能なので、荷物は預けずにすべて手荷物でいきました。



わたしはハンドバッグ1個、スーツケース1台。パパはリュック1個、ボストンバック1個でした。
保安検査場では離乳食バサミは出しておく


10:30頃にラーメンをいただきました!朝食は食べてきたので、早いランチです。スカイマークのチェックインカウンターのすぐ後ろにあるラーメン屋さんに入ってみました。つけ麺、めっちゃ美味しかったです。
子どもにはチャイルドシートや取り皿も用意していただいたので、離乳食バサミで麺を切って少し食べさせました。手でつかみながらつるつると上手に食べていました。チャイルドシートの用意があるお店が多いです。カフェやラーメン、そば、和定食屋さんなど5:30〜6:30など早朝オープンのお店もあります。羽田空港にはドラッグストアがありますし、個室授乳室、調乳や電子レンジが利用できるベビースペースがあるので便利です。
そして、お店を出てすぐにあるスカイマーク専用の保安検査場に向かいました。



離乳食バサミは保安検査場のセキュリティチェックで一度バッグの中身を調べられました!次は前もってかばんの外に出しておこう。
機内持ち込みでハサミはサイズ規定もあったので公式サイトで事前に確認してから持っていきましょう!
ベビーカー貸出が荷物も置けてめっちゃラク


博多で人と会う約束があったのでお土産コーナーで手土産を購入。パッケージが可愛いポケモンの東京ばな奈と、缶できちんと感のある鎌倉の鳩サブレを購入しました。



荷物が増えてだんだん重たくなってきた…
抱っこ紐にスーツケース&ボストンバッグを交代で転がしていましたが、そろそろ抱っこから下ろしたくなってきた頃、ベビーカー貸出をみつけて借りてみました。



足元にもカバンをおけて、前方にスーツケースにボストンバッグも置いて、めちゃくちゃラク!対面シートだからか嫌がらずに楽しんでいました!
出発前のチェックインカウンターや出発手続きのセキュリティチェックを出てすぐの場所にも、たくさん貸出用ベビーカーが並んでいました。無料で借りることができます。
ラウンジは居づらい。赤ちゃんはキッズスペースがおすすめ。
それから羽田空港のラウンジをちらっと覗きました!ラウンジは有料ですがゴールドカード等を持っていると無料で利用できます。ドリンクが飲み放題で、さまざまなソファや1人席などのリラックスシートやワークスペースもありラウンジもあります。



年齢制限はありませんでしたが静かでリラックスされていたり仕事をしていたりするので、赤ちゃん連れは居づらい感じがして、すぐに出てきちゃいました。
ANAやJALが運営するラウンジにも、こどもスペースがあるようです!カード会員やファーストクラス利用などの利用条件がいろいろありますので、もし機会があれば利用してみたいです!


羽田空港はいたるところに無料のキッズスペースがあります。はいはいできるクッションフロアで小さい滑り台やプレイジムがあるようなキッズ&ベビーのための場所。



うちの0歳児は待合の椅子でも十分楽しんでいましたが、走り回れるようになったらキッズスペースで体力を消耗して飛行機内で寝てくれるといいなあ。
いよいよ優先搭乗!赤ちゃん連れに優しいスカイマーク


また待合所に戻り、座ります。充電器の棒?を挟んで横並びの席がたくさんあり、かなり空いていました。子どもは3人席を行ったり来たりはいはいしていました。ちらちらっと微笑みの温かい視線を感じる。日本の方も「かわい〜」韓国の方も「キヨワ〜(韓国語で可愛いの意味)」英語圏の方も「So beautiful(赤ちゃんにもそう表現するのかという発見)」だったりたくさん声をかけてくださって、嬉しかったです。
しばらく座っていると、おいくつですか?と声をかけてくださって、「わぁ!孫とおんなじくらい!かわいいね!」とあやしてくださったりして、温かい気持ちになります。やっぱり広々した待合スペースが親子にはいいですね。



電車よりも飛行機のほうが、話しかけてくださる方が多かったです。飛行機に乗る赤ちゃんも電車よりは飛行機で見かけるほうが新鮮な気がしますし、通勤通学で日常で普段使いする電車よりも、旅行など非日常で利用されることの多い飛行機だと特別ハッピーな気持ちの方が多いのかな?
いよいよ飛行機に乗ります。優先搭乗です。フォワードシート利用者でなくても、子連れというだけで優先搭乗ができます!スカイマークは赤ちゃん連れのフライトに優しい!
機内サービス:子供向けおもちゃ、ミルクのお湯をもらった!


搭乗してすぐに客室乗務員さんからスカイマークのシールをいただきました。ぐずりそうになったらすかさず渡してしばらく興味を引くことができるので助かりました。



行きと帰りの便でも種類の違うスカイマーク限定シールをもらいました。飛行機とはたらく車のシール。「すかいまーくにのってくれてありがとう」が可愛い…!
スカイマークの子連れ向けの機内サービスでは、ほかにも絵本や塗り絵セットなどの貸出があります。
スカイマークの機内サービスはコーヒー、コーラやアップルジュースなどの無料ドリンクがあり、飛行が落ち着いたタイミングで提供されました。また最前列なので、乗務員さんが座っているのが見え、可愛い〜と言ってくれよく気にかけていただきました。ミルクを作る際はカバンを取ってくれたり、お湯も入れてくれました。
ほかにも無料でキャンディーやおしぼりをもらえたり、毛布の貸出もあり、機内サービスは十分です。
フォワードシートの特典で無料のお菓子がめっちゃいい!


今回乗った時に無料で選べるお菓子はこちらの4種類でした。
- 【福岡県】博多のめ印 基本のめんたい味(1袋22g)機内販売価格300円
- 【長崎県】長崎恋みかんグミ(1袋40g)機内販売価格300円
- 【鹿児島県】西郷松本舗 まめぼっくり(1袋27g)機内販売価格200円
- 【茨城県】茨城名物 そら飛ぶほしいも スカイも(平ほしいも1枚入)機内販売価格300円
これらの九州をはじめ就航地のお菓子を機内販売しています。機内販売価格200円〜300円程度のお菓子が、フォワードの利用客はなんと無料で一人1つ選べちゃうんです。



赤ちゃんも含めて3名で3つ選んでくださいとのことだったので、どれも食べたことがなく試してみたかったので3種類1つずつ選びました!一番のお気に入りは奄美大島のまめぼっくり!ピーナッツとキャラメル状の黒糖が塩っぱさと甘さで、止まらない!めちゃくちゃ美味しいから絶対また買いたい!
一口サイズのめんべいはビールが進みそうな安定の美味しさ、甘くてジューシーな恋みかんグミはコンビニエンスストアでも取り扱いがあるのをよく見かけます!
機内販売はほかにも琉球ショコラ(パイン果肉入り)300円、スカイマークと千鳥屋コラボのチロリアン(8本入り)1,000円も購入できます。まめぼっくりは機内で200円で購入できるので機内で自分用のお土産にもおすすめです!
お水を飲んで耳抜き!ストローマグはお水飛び出し注意!
離陸後3〜5分ほどしたら必ず赤ちゃんの耳抜きをサポートしましょう。気圧の変化で泣いてぐずったり耳をさわったすることもあるようです。お茶やジュースなど飲み物以外におしゃぶりや授乳でも耳抜きできます。



わたしはストローマグを持っていて耳抜きしようと蓋を開けたらピョーっとお水が噴き出して少量でしたが足元がびちょびちょに…!
ストローマグは閉めていると、内部の空気が膨張してストロー内の液体をピュッと押し出してしまうので、フライト前に開けておくか搭乗後は開け閉めして内圧をのがしましょう!
その後も耳抜きできているか不安だったので、こまめにお水を飲ませるようにしました。
子どもは上空ではパパもママもずっと側にいるので嬉しいのかお膝の上で立ったりもらったシールをペタペタ貼ってみたりしていました。後ろの席のおばあちゃんがよく子どもをあやしてくれ覗き込んだりして喜んでいました。
前半1時間ほど機嫌良く過ごしていましたが、後半に差し掛かかりだんだんぐずり始め添乗員さんにカバンをとってもらって哺乳瓶にお湯をいれていただいて、ミルクを飲ませてそのうち抱っこのまま寝てくれました。
そして、無事に博多駅到着!
赤ちゃん連れ飛行機旅はスカイマークのフォワードシートで!
「赤ちゃん連れ=大変」という固定観念は、フォワードシート1,000円であっさり崩壊。
スカイマークはミドルクラス運賃で大手並みの安心感があり、LCCにはないゆとりも確保できます。次の家族旅行では、ぜひフォワードシートを狙ってみてください。赤ちゃんもパパママも、空の旅がもっと好きになるはずです。
抱っこ紐の持ち込みもできますが座りっぱなしなので抱っこ紐はカバンに入れておきました。耳抜きはストローマグか哺乳瓶やおしゃぶりを用意しておくと安心かもしれません。乾燥するので搭乗前にワセリンを鼻入口付近に薄く塗って保湿ケアしておくのも効果的。抱っこで密着したまま寝ていると汗がびっしょりになるので厚着しないようにして、必要なら貸し出しのブランケットを使いましょう。
赤ちゃんとの飛行機旅行がが楽しめるものになりますように!